本プロジェクトは、持続可能な社会をつくる担い手となる「造形指導者」の養成を目的としています。「竹」に注目し、それを用いた構造物(住居・シェルター・オブジェ)・家具・日用品などのプロトタイプを制作します。開発途上国のひとつであり、竹が多く自生するインドネシアを対象に、自立的経済支援、災害復興の支援を中心に取り組んでいきます。
EDSとは
本プロジェクトではEDS加工された竹を使用します。EDSとは、木材に対し特殊な熱と煙の処理を行い、廃材や間伐材を有効材に改良する技術のことです。
EDS加工された木材は反りや曲がりが少なく、防虫防腐に優れ、ヤニが出づらくなります。また、耐久性が増し、加工しやすくなり、小口や節にも釘が打てるほど丈夫になります。EDS技術は現在、国際連合工業開発機関(UNIDO)が開発途上国への技術移転を進めています。