プロジェクトの進め方

学科を横断して取組む実施体制と新たに構築された実践的教育プログラム

プロジェクトを実施するにあたり、本学では、教員6名およびデザイン系学科から選抜された学生8名によるコアグループ、研究支援センタ−スタッフ3名を含む岩室プロジェクトチームを結成しました。(実施体制図参照)
 その岩室プロジェクトチームを軸に「プロジェクト科目」「専門科目」「課外教育活動」の3つが有機的に連動する教育プログラムが新たに構築されました。プロジェクト参加学生全員が履修するプロジェクト科目(半期で1単位)を新設し、学科ごとに行われる領域別デザインによる専門科目(スペースデザイン系、プロダクトデザイン系、コミュニケーションデザイン系)および課外教育活動(イベント・プロモーション系、メディアデザイン系)を繋ぐことによって、学科を横断して取組む体制が整えられました。
 また岩室では、旅館組合、飲食店組合、商工会の代表などによる住民および新潟市西蒲区役所産業観光課の行政担当者を含めた「いわむろみらい研究会」が立ち上げられました。  その他、地域復興・行政・デザインなど幅広い分野に精通した有識者による外部評価委員会を設け、様々な意見を聴取する機会を設定することで、本教育プログラムを推進するにあたり、その改善に向けた貴重な提言を生かす体制を確立しました。

コアグループおよび7つのデザイン系学科による全20プロジェクトの事業計画

プロジェクトの2年半を通して中心となるコアグループによって、プロジェクトコーディネーションやコアコンセプト形成が行われ、7つのデザイン系学科によって、施設、公園、環境、コミュニケーション、イベントなど、さまざまなアプローチによるまちづくり計画を実施しています。(事業計画図参照)

半期ごとの流れ

step1

オリエンテーション開催

  • プロジェクトの概要説明
  • 岩室紹介
  • コアコンセプトの説明
step2

第1回岩室視察

  • 合同会議/各プロジェクトの紹介と
    いわむろみらい研究会との顔合わせ
  • 現地視察・調査
  • 地元の方々との交流
step3

プロジェクト科目講義1→4(隔週)

  • 岩室視察の報告
  • チームのコンセプト発表
  • 中間プレゼンテーションに向けて意見交換
step4

第2回岩室視察

  • 合同会議/中間プレゼンテーション
  • 現地での実験やワークショップ・取材など
  • 座談会にて地元の方々との意見交換
step5

プロジェクト科目講義5→7(隔週)

  • 岩室視察の報告
  • 作品制作
  • 最終プレゼンテーションに向けて意見交換
step6

合同会議(武蔵野美術大学にて)

  • 最終プレゼンテーション
  • 懇親会