平成20年度 第１回岩室視察・調査と
いわむろみらい研究会へのプレゼンテーション実施

＜目的＞
コアグループによって平成19年度後期に進められてきた「観光複合施設運営計画」の最終プレゼンテーションを行います。

平成22年4月完成予定のこの施設の企画・運営を行う地元の方々が、議論を行うためのたたき台となる商品の提案、イベントの提案などを行います。地元の方々の意見を直接聞きながら、地域の中心となる施設について様々な角度から考えるこの取組によって、地域のグランドデザインの形成を担う人生の育成を目指します。

プロジェクト科目（コアグループ会議）における「未来ブック」作成

＜目的＞
これまでの領域別デザインの分野での各プロジェクトによる提案を「未来ブック」としてまとめます。これは岩室が将来、まちづくりを行う上で指針となるガイドブックとして活用されます。この取組を通して、未来を見通しながら、その地域に合った道筋を組立てる能力を養い、地域のグランドデザインをトータルで捉える方法を学びます。

第２回岩室視察・調査といわむろみらい研究会へのプレゼンテーション実施

＜目的＞
岩室視察において、コアグループによるいわむろみらい研究会への「未来ブック」のプレゼンテーションを行います。また、アートサイト学生スタッフは岩室温泉の街並を視察することにより、空間と卒業制作展示作品の関係について具体的なイメージづくりが可能となります。

さらに、岩室温泉主体のアートサイト実行委員会とのミーティングを行い、現地において調整を進めることにより、学生は地域の特性に根ざした企画づくりや、実践的かつ効果的な広報手段・方法等について学ぶ事ができます。

メディアチームはコアグループとアートサイトチームの動きを取材し「いわむろのみらい」新聞12号を作成します。流動的な現場での取材を通して、効果的な取材方法等を学びます。

アートサイト岩室温泉2009の企画・準備・合同ミーティング／未来ブック制作

＜目的＞
プロモーション、イベントなどを計画し、イベントをゼロからプロデュースする方法や、キュレーションの基礎を学びます。コアグループは引き続き、未来ブックの制作を行います。

第３回岩室視察・調査とアートサイト実行委員会へのプレゼンテーションの実施

＜目的＞
岩室視察において、アートサイト岩室温泉2009の「プロモーション計画」「デザイン案」「イベント企画」等をアートサイト実行委員会へプレゼンテーションします。両者の綿密な打ち合わせを行い、構成を具体的にしていきます。

メディアチームはこれらの様子をまとめた「いわむろみらい」新聞13号として発行し、さらに新聞のもつ役割について学びます。

アートサイト岩室温泉2009の企画・準備、
プロモーション活動の実施、未来ブックの完成

＜目的＞
アートサイト岩室温泉2009のプロモーション活動として、マスコミ各方面への宣伝および、学内においては、卒業制作提供者のための説明会準備を行います。また、各種イベントについても、出演者とのセッティング、プログラムの組立てなどを行い、アートサイト全体をマネジメントする能力を養います。コアグループは未来ブックを完成させ、未来への構想を人々に伝える方法を学びます。

卒業制作選抜および第４回岩室視察・調査の実施

＜目的＞
9月および11月の調査をふまえ、卒業・修了制作展示会において、アートサイト岩室温泉2009に出展する作品を選抜し、作者への説明会を行います。また、決定した作品の情報を元に、岩室視察において現地での調査を行います。この視察を行うことにより、学生は展示作品と展示場所による空間づくりの最終調整、決定が可能となります。

ネクスト21での展示会開催

＜目的＞
新潟市西蒲区主催により、「アートサイト岩室温泉2009」のPRおよび本プロジェクトの紹介、岩室温泉関連グッズの展示、岩室温泉のPRなどを行います。

アートサイト岩室温泉2009開催および報告書の完成

＜目的＞
アートサイト岩室温泉2009を開催します。学生スタッフは会期前から終了までのおよそ２週間、岩室温泉に滞在し、搬入・設置から、観光客の対応、各種イベントの実施、マスコミの対応など、机上では体験できない様々な経験を通して、多くの専門知識を修得すると共に、イベント運営の実践を学ぶ事になります。また、作品出展者が搬入・展示および搬出・撤去の２回岩室温泉に出向き、その作業に当たる事により、学生はより安全かつ効果的な展示と空間づくりを学習します。さらに、アートとデザインを通して社会活動に参加した充実感を得るとともに、地域住民との様々な交流を行うことにより、人間として成長することが期待されます。

第3回外部評価委員会の実施

外部実施団体である「いわむろみらい研究会」と外部評価委員会に今年度の取組ついて発表します。第３回目となる今回は、プロジェクト終了直前におけるこの２年半の取組全体を評価し、この教育プログラムの成果および反省点など、様々な意見を聴取し、それらの提言を今後の教育活動に生かすための貴重な場となります。