TOP > 展示会 > 2007年度展示会開催のお知らせ

2007年度展示会開催のお知らせ

武蔵野美術大学 第10期 美術と福祉プログラム展示会

 昨年度文部科学省選定「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に選定された武蔵野美術大学「美術と福祉プログラム 造形ワークショップの展開」の取組を発表します。2007年度に小平市内の6つの社会福祉施設で介護等体験と造形ワークショップを行った4クラス135名の学生たちの実践の成果について、学生よる展示や担当教員による説明などを行います。

武蔵野美術大学新宿サテライト
2008年2月8日(金)〜11日(月)
展示 11時〜17時
企画はプログラムをご覧下さい。企画の時間帯も展示はご覧になれます。

プログラム
事前予約不要
2月8日(金)
11:00-17:00展示
13:00-杉山貴洋講師 担当Bクラス発表会(曙光園、小平健成苑)
15:00-岩崎清講師 担当Cクラス発表会(小川ホーム)
2月9日(土)
11:00-17:00展示
13:00-葉山登講師 担当Aクラス発表会(やすらぎの園、けやきの郷)
2月10日(日)
11:00-17:00展示
13:00-葉山登講師 担当Dクラス発表会(あさやけ作業所)
15:00- シンポジウム「これからの美術教員養成のために
美術と福祉プログラムからみた武蔵野美術大学の課題」
(甲田洋二学長 大坪圭輔教授 高橋陽一教授 ほか)
2月11日(月)
11:00-17:00展示
13:00-川本雅子講師「曙光園でのワークショップ
美術と福祉プログラムから9年間のとりくみ」

発表会について
 美術と福祉プログラムの4クラスABCDごとに、担当教員を中心に、1年間の学生たちの取り組みを発表します。各施設の特色や、造形ワークショップの実践などをご説明します。
 シンポジウム「これからの美術教員養成のために 美術と福祉プログラムからみた武蔵野美術大学の課題」では、「教養を有する美術家養成」「真に人間的自由に達するような美術教育」を建学の精神として創立された武蔵野美術大学の特色に立脚して、美術大学の在り方を展望しつつ、これからの教育を支える美術教員の養成について語り合います。
 特別講義「曙光園でのワークショップ」では、学生として初期の「美術と福祉プログラム」を体験した川本雅子講師が、その後も曙光園で続けてきたワークショップを振り返り、ワークショップの意義について講演します。

展示について
 展示ルームでは、6施設で「美術と福祉プログラム」に参加した4クラス135名の学生たちの成果を、クラスごとの方法で発表します。展示物は学生自身の手による記録と表現の活動です。
 また、文部科学省により「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」(現代GP)として選定された本学の3つの取組についての展示や、武蔵野美術大学出版局の刊行物展示コーナーもあります。

4クラス6施設の報告(ワークショップ企画・展示物・作品など)
  あさやけ作業所・小川ホーム・けやきの郷・小平健成苑・曙光園・やすらぎの園

関連展示 武蔵野美術大学現代GPの取り組み
・『いわむろのみらい』創生プロジェクト
  地域のグランドデザイン形成を担う人材の育成と実践的教育プログラム
・「造形ファイル」美術・デザイン教育のための知識モジュール群の開発
・「EDS竹デザイン・プロジェクト」災害復興と自立型経済支援のための造形指導者育成

問い合わせ
〒187-8505 東京都小平市小川町1-736
武蔵野美術大学教職資料閲覧室 tel.042-342-6017

武蔵野美術大学新宿サテライト
東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル9階
JR新宿駅西口より徒歩5分 tel.03-3343-6311
→新宿サテライトの地図はこちら

→2008年度展示会開催のお知らせ
→2007年度展示会概要報告
→2006年度展示会概要報告



ごあいさつ
「美術と福祉プログラム」は美術の楽しさと意義を広く社会に伝えることを武蔵野美術大学の教職課程の学生が学ぶことを目的として、1998(平成10)年度の第1期より、合計10期1066名の学生が参加して取り組んできました。このプログラムは、美術教員養成のための教育課程を充実するために、介護等体験法による介護等体験と教育職員免許法による総合演習を組み合わせ、近隣の6つの社会福祉施設と提携して、4クラスゼミを中心に1年間の長期プログラムとして実施しています。また美術の楽しさを高齢者や障害者と共有するために「造形ワークショップ」に取り組み、「記録と表現」というプロセスを重視しています。
 今回の「2007年度 美術と福祉プログラム展示会」を実施するにあたっても、「記録と表現」の活動の充実として、取組成果を学生参加の形で行います。教育・福祉関係の方々はもちろん、ご関心をお持ちの様々な方々にお越しいただきたく、心よりお待ち申し上げます。
取組責任者 教授 高橋 陽一