TOP > 展示会 > 2006年度展示会実施概要報告
高橋陽一(取組責任者・教授)
(1)概要
2007(平成19)年2月9日(金)より12日(月)までの4日間、本学新宿サテライト(新宿駅西口の新宿センタービル9階)で開催した「2006年度美術と福祉プログラム展示会」は、「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」にあたって、「美術と福祉プログラム」の内容を充実させるために計画したものです。
従来、各年度の学生たちの実践と教育上の取りまとめは、11〜12月に実施される1年次学生へのオリエンテーションにおいて、体験者としての2年次が施設ごとに説明することや、各クラスごとの年度報告書などで実施してきました。こうした実践をさらに発展させ、広く社会に成果を発表することで本取組の意義を伝え、他大学や社会福祉施設などに参考となる情報を提供するとともに、「美術と福祉プログラム」のコンセプトである「記録と表現」のひとつとして展示会自体を教育の一環として位置づけ、学生による発表の場としての性格を明確にすることをめざしました。
このため展示会の会場を、鷹の台のキャンパスではなく交通の便利な新宿サテライトキャンパスに設定し、学生作品の展示をメインに3教室を使用し、シンポジウム、クラス別発表会、特別講義を1教室で行うという複合的なプログラムを設定しました。さらに、この展示会を大学全体の取組とするために、2006年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」(現代GP)として選定された「『いわむろのみらい』創生プロジェクト―地域のグランドデザイン形成を担う人材の育成と実践的教育プログラム」と「造形ファイル―美術・デザイン教育のための知識モジュール群の開発」の展示を行い、3つの取り組みの共同のシンポジウムを行いました。