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取組の概要
美術と福祉プログラムは、武蔵野美術大学の建学の精神である「真に人間的自由に達するような美術教育」に立脚して、現代社会の課題を担う美術教員を養成することを目的としている。介護等体験法の趣旨を踏まえつつ、美術教育の専門性を生かした本学独自の取組として、小平市内の6つの社会福祉施設の提携により実施した。平成10年度より8期8年、造形学部7学科約800人の学生が参加している。特に、新しい美術教育の可能性として造形ワークショップを位置づけ、美術の楽しさを高齢者・障害者と共有することを目指している。また、社会福祉施設での実践と通年の演習を組み合わせて教育課程上に位置づけ、造形ワークショップの記録とその表現を指導上重視することにより美術教員としての力量形成に効果をあげている。
審査状況及び選定理由
この取組は、武蔵野美術大学の建学の精神である「真に人間的自由に達するような美術教育」に立脚した美術教員養成と福祉施設との連携プログラムです。
具体的には教諭の免許に関わる介護体験を、美術と福祉を結びつける造形ワークショップという形でカリキュラムの中に位置づけており、教員のきめ細かいサポート、資料閲覧室の設置などにより組織的に組み立てられた優れた特色ある取組として他の教職課程を持つ大学の参考になると言えます。
今後、外部の評価委員会の設置により、更なるプログラムの深化、発展が期待されます。