TOP > 展示会 > 2006年度展示会実施概要報告
高橋陽一(取組責任者・教授)
4日間にわたる「2006年度美術と福祉プログラム展示会」は、「記録と表現」を特色とする教育の一環として、そしてその成果を社会に発表する場として、有意義なものとなりました。また、発表会やシンポジウムを組み合わせたことも効果がありました。
特に改善するべき点としては、参加者が100名規模と、決して多くはなかったことが挙げられます。参加者が、本学教職員、本学学生、本学卒業生といった関係者が半分を占めつつ、他大学、他の学校、社会福祉施設、社会福祉行政機関と非常に多様な立場の方々が半分を占めたことにも注目されます。来年度には、こうした多様な立場の方々がそれぞれ期待した情報や経験を得ることが出来るように一層の工夫と改善が必要です。
2007年度においては、1年間を通しての「教職総合演習I」4クラスにおける「記録と表現」の指導を充実し、社会福祉施設における介護等体験、とりわけ「造形ワークショップ」の経験と意義をさらに表現するための活動を促進する必要があります。こうした課題を引き続き検討して、さらなる充実を期したい。
なお、各展示や企画の状況、参加者の感想などの詳しい情報は『年度報告書』に掲載するレポートで詳細に報告します。