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2007年度展示会実施概要報告

2008.2.8〜11
2007年度第10期「美術と福祉プログラム」展示会(実施概要報告)

高橋陽一(取組責任者・教授)

ここには展示会概況の報告書を掲載します。参加者や学生スタッフの感想を含めた全文は『2007年度報告書』に掲載します

(3)今後の取組に向けて
 4日間にわたる「第10期 美術と福祉プログラム展示会」は、「記録と表現」を特色とする教育の一環として、そしてその成果を社会に発表する場として、有意義なものとなった。また、発表会やシンポジウムを組み合わせたことも効果があったと考えている。
 特に改善するべき点としては、参加者が昨年より微減して95名であったことが挙げられる。しかし参加者が、本学教職員、本学学生、本学卒業生といった関係者が半分を占めつつ、他大学、他の学校、社会福祉施設、社会福祉行政機関と非常に多様な立場の方々が半分を占めたことにも注目しておきたい。来年度には、こうした多様な立場の方々がそれぞれ期待した情報や経験を得ることが出来るように一層の工夫と改善が必要であるが、同時に展示会の内容を年度報告書にも多く集録して、展示会で達成された内容を記録して公表する点にも努力を注ぐ必要がある。
 なお、昨年度の経験から、広報物の作成を12月へ前倒しするように今回改善したが、さらに効果的な広報のあり方は十分に考える必要がある。
 こうした改善を検討するために、2月12日には学生スタッフと教員による「反省会」を実施した。その場においてまとめられた主要な改善課題は次のとおりである。
・「シンポジウム」にもっと来場者があるように広報を改善したい。
・学内の1年生が参加するように、教員から呼びかけるべきだろう。
・発表会等に実技系の教員にコメンテーターなどを依頼してはどうか。
・展示会を意識して作業し、ワークショップ制作物の「実物」のリアルな展示を増やすべきだ。
・1年間のクラスの日程をパネルにしたい。
・入り口で「クローク」をおいて荷物を預かってはどうか。
・来場者の所属などが分かるように「名札」をお願いしてはどうか。
・「オープニングパーティー」を企画してはどうか。
・文集を読める「休憩コーナー」を起きたい。
・RoomABの展示パネルは順路を一筆書きでたどれるように配置したい。

 来る2008年度は特色GPとしての最終年度となる。1年間を通しての「教職総合演習T」4クラスにおける「記録と表現」の指導を充実し、社会福祉施設における介護等体験、とりわけ「造形ワークショップ」の経験と意義をさらに表現するための活動を促進する必要がある。さらには、特色GPとして支援を受けた3年間のまとめにふさわしい成果の発表を行う必要がある。こうした課題を引き続き検討して、さらなる充実を期したい。

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