TOP > お知らせ > うらわ美術館「図画工作・美術なんでも展覧会」への展示参加
杉山貴洋講師の2006年度クラス(曙光園と小平健成苑)の学生展 示を中心とした当日の様子を掲載します。【撮影=杉山貴洋講師】
「図画工作・美術なんでも展覧会」(同実行委員会主催・代表=文教大学教育学部・三澤一実助教授)が、うらわ美術館(埼玉県さいたま市浦和区仲町2-5-1)において、2007(平成19)年3月14日から18日まで開催されました。この展覧会は、美術の先生方が中心になった「図画工作科・美術科 なんでも展覧会実行委員会」が広く美術教育関係者(小中学校、高校、大学、NPO、教材会社、出版社、等)に参加を呼びかけて実施したもので、小学校から大学までの美術教育の最新の状況を展示する貴重な場となりました。展示会は、5日間で631人の参加者があり、美術教育関係者をはじめ、様々な方々が来場されました。
武蔵野美術大学では、大坪圭輔教授を展示担当者として展覧会に積極的に参加し、新宿サテライトで実施した「美術と福祉プログラム」の展示物の一部をそのまま活用して、約17メートルの壁面に展示しました。社会福祉施設での介護等体験の報告や造形ワークショップの様子など学生による展示物・報告書を示しました。また、会場では『美術と福祉プログラム 概要パンフレット』を置いたところ、100人ほどの方がお持ち帰りくださいました。このほか、「いわむろのみらい」や「造形ファイル」についてもパネル展示とパンフレット配布を行いました。
展覧会は、今現在の美術教育の多彩な様子がわかる充実した展示となっており、美術教育の戦前戦後史を振りかえる教科書・教材の展示や、小学校、中学校、高等学校それぞれの児童・生徒の作品が教育のプロセスがわかる形で展示されており、教育関係者はもちろん、教職課程履修の学生にとっても参考になる重要な展示会であったと思います。武蔵野美術大学としても、大学教育の成果がこうした場で展示できて、学校の先生方やさまざまな大学の学生にもみてもらうことができ、有意義な場となりました。