2007年4月24日
H19年度前期 プロジェクト始動!

H19年度前期「いわむろのみらい」創生プロジェクトがスタートしました。今期は新しく5つのチームが活動します。以下、それぞれのプロジェクト概要をご紹介します。

■ ストリートファニチュア計画(空間演出デザイン学科 森ゼミ/9名)

このプロジェクトは、ストリートファニチュア(公共空間の家具/ベンチなど)が岩室の方々の生活に密着したものとなるために、その制作のプロセスから完成に至るまで、常に地元住民の方々の協力と参加を仰ぎながら展開されます。その中から岩室地区の魅力を再発見し、地域住民、観光客双方にとっての「快適で魅力ある岩室」の可能を探ります。最終的にはストリートファニチュアの実物を制作、設置することで、岩室の人々自身の手による「いわむろのみらい」の発見と展開へと繋がるきっかけとしたいと考えています。

■ 観光デザイン計画(基礎デザイン学科 野口・宮島ゼミ/10名)

日常暮らしているまちを知っていますか。そのまちとどんな関わりを持って生活していますか。意外と「見ているのに見えていない、知っているのに知らせていない」ことがたくさんあります。このプロジェクトでは、こんな地域に埋もれているものや眠っていることを発掘して、わかりやすく知らせることを目的としています。観光を情報の視点から捉え、多様なアイテム開発からPR展開まで、岩室地域の特色を出した観光デザインを提案します。

■ キャラクター開発(芸術文化学科 楫・岡部ゼミ/5名)

岩室に対する関心や親しみ、愛着を持ってもらうためのシンボルやイメージとしてのキャラクターを開発します。また、土地の伝統文化、産品、地形、観光資産などを広範に調査し、岩室固有のモチーフを探索します。さらに、現地調査に加えて、各種資料の分析と、地元の人々へのインタビューを中心に調査を実施します。モチーフ方針が決定後は、受け手の視点を加味した造形上の推敲と、使用メディアによるバリエーションの研究を行い、最終的には具体的な展開事例を列挙して提案をします。

■ サイン計画(視覚伝達デザイン学科 後藤ゼミ/5名)

岩室温泉へのアクセスを重点に、将来構想に寄与するような街づくりの観点にたったサインシステム(標識・マークなど)を計画します。計画に当たっては、住民・商業・顧客からの視点を調査・集約し、また各プロジェクトと連携し、相互関係の中で岩室らしいサインシステムを模索していきます。最終的には、総意に基づいた斬新なサインシステムの計画を目指します。

■ ワークショップ計画(視覚伝達デザイン学科 齋藤ゼミ/11名)

コアコンセプトに添って「岩室地区の暮らし」をテーマとし、地域住民とともに、コミュニティの再発見、世代間の交流を目的にしたコミュニティワークショップ(体験学習/みんなでわがまち発見!)を計画、実行、記録します。ワークショップの成果は、ミニシアター発表会、コミュニティマップ、遊びマップなどにまとめられ、まとめのメディアは地域の学校などで活用されることも考慮します。また、別途授業で行われる国分寺市、小平市におけるワークショップやフィールド活動との同調や比較なども考察していきます。

プロジェクトブックのダウンロードはこちら(PDF 1.7MB)

平成19年度活動報告

平成19年度前期プロジェクトブック(PDF 1.7MB)
平成19年度後期プロジェクトブック(PDF 4.7MB)

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