2007年9日3日 H19年度後期 プロジェクト始動!

H19年度前期「いわむろのみらい」創生プロジェクトがスタートしました。今期は8つのチームが活動します。以下、それぞれのプロジェクト概要をご紹介します。

■プロジェクトコーディネーション 及び 観光複合施設運営計画(コアグループ9名/宮島慎吾教授)

各学科で行われる「いわむろのみらい」創生プロジェクトにおける様々な計画に対し、コアコンセプトにそったトータルコーディネートを行います。そのために学科・学年・地域の枠をこえて、きめ細やかな情報交換や調査などを行い、プロジェクト全体のコーディネートを行います。そして平成22年オープン予定の観光複合施設の運営及び関連するデザインについての提案を行います。

■道の計画(建築学科5名/長尾重武教授)

いわむろへの道、いわむろの道(山辺の道、温泉街の道、水辺の道)、いわむろからの道、山、海、川、池、街、田、畑、すべてが身近にあります。いわむろの一年、自然、四季の豊かさ、年中行事、それらすべてを観光資源に、日本のふるさと、なつかしい“ 和 ”のイメージの道空間、景観づくりを提案します。

■光の環境デザイン計画(空間演出デザイン学科10名/面出薫教授)

昼と夜が交差する黄昏とき、岩室温泉のあちこちに芸術的な光景が出現します。観光客は風呂上りの涼風を楽しみながら夕暮れの町を散策します。温泉郷の豊かな自然と美しい闇を背景に、様々な現代光が自然環境にインスタレーションされています。昼に普通の景色が夜には一変します。この光の環境デザイン計画では、都会に失われた闇と光の美しい関係を再生することで、岩室の魅力を夜間にまで増幅したいと考えています。

■地場産品デザイン計画(工芸工業デザイン学科7名/十時啓悦教授、伊藤真一専任講師)

岩室温泉にて生産される商品をより豊かに体験できる空間や物品を計画します。工芸工業デザイン学科の特徴を生かし、様々な素材の可能性を用いて空間全体として商品を体験する場となります。対象商品としては近隣には7つの造り酒屋があるなど岩室温泉の地域性が強い「酒」等が考えられますが他の可能性も検討する予定です。

■サイン計画(視覚伝達デザイン学科5名/後藤吉郎教授)

岩室温泉へのアクセスを重点に、将来構想に寄与するような街づくりの観点にたったサインシステム(標識・マークなど)を計画します。計画に当たっては、住民・商業・顧客からの視点を調査・集約し、また各プロジェクトと連携し、相互関係の中で岩室らしいサインシステムを模索していきます。最終的には、総意に基づいた斬新なサインシステムの計画を目指します。サインとしてのピクトグラムと地図を作成し、人の移動の導線とサインとの関係をシミュレーションし提示します。

■ワークショップ計画(視覚伝達デザイン学科11名/齋藤啓子教授、花崎攝非常勤講師)

「岩室地区の暮らしと人」をテーマとして、岩室スタイルのまちづくりを目的にしたコミュニティワークショップ(体験共同学習/みんなでわがまち発見!) を計画、実行、記録します。このプロジェクトでは、暮らしの営みと変化、未来への期待を表出させる創造的なプロセスを、岩室の方々とともに考えていきたいと考えています。後期は、中学校などの協力を得ながら若者を対象とします。ワークショップの成果は、学校の体験学習プログラムとして活用されることをめざします。

■サウンドスケープ計画(音楽研究II履修学生4名/白石美雪教授)

岩室の魅力を「音」という視点から再発見し、地域にふさわしい「サウンドスケープ(音風景)」を計画します。音の背景には街の歴史があり、住んでいる人たちの生活があります。そのことを踏まえて、過去の音風景と現在の音風景を調査し分析します。サウンドマップ作りや岩室の住民との交流を通じて、岩室の保存したい音、岩室によみがえらせたい音、岩室で新たに生み出したい音をみつけ、未来のサウンドスケープを計画します。

■メディアデザイン(デザイン情報学科7名/森山明子教授)

「いわむろのみらい」創生プロジェクトは、現代GP採択の教育プログラムの中で、対象地域が大学から遠隔地にあることを特徴とします。そのためもあり、両者をつなぐメディアは重要です。これまで7号発刊された「いわむろのみらい新聞」を継承し、さらに充実したものとすべく、活動全体を取材し新聞とします。合同会議等での配付を予定し、半期で8―12号の発刊を計画。プロジェクトのドキュメントとすることを目指します。

プロジェクトブック(PDF) >>

平成19年度活動報告

平成19年度前期プロジェクトブック(PDF 1.7MB)
平成19年度後期プロジェクトブック(PDF 4.7MB)

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平成18年度活動報告 >>