2007年5月12日〜14日
H19年度前期 第1回岩室訪問

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初めての田植え、かっぽうぎ隊のケンサ焼き、
そして岩室芸妓の舞を体験!

ゴールデンウィークが明けたばかりの週末、プロジェクト5チーム、約50名の学生が岩室を視察に訪れました。コアグループ以外はほとんどの学生が初めての岩室訪問となる今回の視察では、チームごとに必要な情報をリサーチすることと、昨年に引き続き「いわむろみらい研究会」の方々と新しい学生メンバーとの合同会議が実施されました。

授業を終えた学生は夕刻に大学を出発し、夜10時に岩室に到着しました。今回の宿泊先は「嵐の湯」のある「ほてる大橋」さん。「嵐の湯」は全国でも数少ない鉱石ミネラルを使用した岩盤浴で、学生たちはこの温泉に入って長旅の疲れも吹き飛ばし、翌日からの視察調査に向けて、体調を万全に整えました。

翌日は朝から雲行きもあやしく嵐の気配。ところが、視察に出発するとすぐに降水確率80%の予報だったお天気はみるみる回復して、青空が広がりだしました。メンバーの中に晴れ男、晴れ女がたくさんいたのでしょうか?すばらしいスタートを切った今回の視察は期待できそうです!

視察はチームごとに分かれて行われました。観光デザイン計画チームは酪農と農業を組み合わせた経営をしているフジタファームを訪れ、初めての田植え体験をしました。また、間瀬海岸や酒蔵など岩室周辺に範囲を広げての調査も行いました。ストリートファニチュア計画チームは木材料を提供してくださる地元の方を訪問したり、温泉街にベンチを設置できる場所を探して歩きました。サイン計画、キャラクター開発、ワークショップ計画チームは、旅館や町内を練り歩き、かっぽうぎ隊や民謡の婦人会など、地元の方々と積極的にコミュニケーションをとり、情報収集を行いました。

また、今回の視察でも、かっぽうぎ隊のみなさんにお願いして、地元のお料理を作っていただきました。自家製味噌にショウガ、砂糖を混ぜて塗った「ケンサ焼き」と呼ばれる焼きおにぎりは、お侍さんが剣の先におにぎりを刺して炭火で焼いたことが語源で、昔は年越しの際によく食べたそうです。 今回は美味しいおにぎりのお礼に、学生で伝承館の草刈りを手伝いました。

夜には「いわむろみらい研究会」の方々との第3回合同会議が開催されました。研究会の方々からは「ムサビ学生の自由な発想と若いパワーで新しい『いわむろのみらい』を作り上げて欲しい」と激励のお言葉をいただきました。学生もそれに応えて、このプロジェクトへの意気込みを語りました。最後は、岩室の芸妓さんによる「岩室甚句」の歌と踊りを披露していただきました。地元の方々も踊りに加わり、岩室の伝統と文化への誇りを感じることができました。

合同会議を終えた学生の半数は翌月曜の授業があるため、サイン計画、キャラクター開発チームの学生は翌早朝ムサビ着の夜行バスにて岩室を後にしました。

最終日は朝から気持ちよく晴れ、観光デザイン計画チームは松岳山登山ルートの視察へ、ストリートファニチュア計画チームはベンチ設置候補場所の訪問、ワークショップ計画チームは郵便局や八百屋など、地元の方々へのインタビューを行いました。

その後、「ほてる大橋」のみなさんに見送られて岩室を出発し、岩室温泉のお隣の弥彦神社、夏井の‘はざ木’を見学し、充実した視察は無事終了しました。

今回の岩室訪問では、田植えを終えたのどかな田園風景に冬とは違った岩室の魅力を知ることができました。次回の視察は6月下旬、岩室名物「冬妻ほたる」が楽しみです。

平成19年度活動報告

平成19年度前期プロジェクトブック(PDF 1.7MB)
平成19年度後期プロジェクトブック(PDF 4.7MB)

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平成18年度活動報告 >>