平成20年4月25日に田中義信氏を講師にお招きして第2回目の講義が行われました。田中氏はこれまで財団法人日本デザイン振興会において、日本各地の地域・地場産業、中小企業を対象としたデザイン開発に携わってこられました。現在はインドネシアにおける輸出デザイン振興を担当され、頻繁に現地を訪ねられています。
「デザインの有効性を発見 ─魅力あるものづくりのために─」と題して、自身の経験を元に講義していただきました。ペーパーナイフやウォッシュレット、注射針などこれまでの多くのデザイン成功事例を紹介すると共に、その背景にある概念などを説明し、デザインの果たす役割と効果を説明していただきました。最後にアメリカのデザイナー、レイモンド・ローウィ氏を引き合いに出され、デザインの持つ可能性の大きさを強調されて講義を締めくくりました。