第4回目の講義は国連工業開発機関(UNIDO)の萩原孝一氏をお招きしました。始めにUNIDOの概略、目的、取り組みなどを説明がありました。途中、日本の拠出額が全体の20%を占めるにもかかわらず、邦人職員が全体の2%にも満たない状況を取り上げ、学生達に国連職員への道を紹介しました。
続いて現在進行中の事業について以下のものの解説がありました。
■バナナ紙製造プロジェクト
■EDS(Ecology Diversity Synergy)
■CDE (Clean Development Mechanism)
■小水力発電
多摩美術大学とも協同して進めているバナナ紙製造プロジェクトの説明では、他にニーム(インドセンダン)、ホテイアオイ、ジェトロファといった植物の有効活用の事例を紹介し、本学の取り組みでもあるEDSについても説明がありました。
後半、アフリカの現状について解説し、様々な窮状を述べる中でも「アフリカは大変魅力的である」ことを繰り返し強調していました。終了後には学生達の質問も相次ぎ、教卓前に多くの学生が集まっていました。萩原さんの熱い思いが伝わってくる講義でした。