6月30日に課外講座「竹の即興劇」が開かれました。本プロジェクトの文化総合科目で連続講義を担当されている望月昭氏を、本学教授である相沢韶男教授(民俗学)と関野吉晴教授(文化人類学)で囲んでの講演会を行いました。
最初に望月氏のプロフィールを作品写真とともに紹介しました。望月氏は東京農業大学で植物学、造園学を学ばれ、卒業後はデンマークへ渡り王立芸術大学で建築を専攻され、世界各国でランドスケープデザインを手がけるLandscape Architectです。また25年前からマングローブ植林活動を世界中で行うなど環境問題への取り組みも数多く実践されています。
まず日本と海外における竹への認識の差などについて議論がなされ、竹の起源の話から日本における多様性の話へと展開されました。また、関野教授により会場に来られていた杉浦銀次氏が紹介されました。杉浦氏は国際炭焼き協会の会長であり日本だけでなく世界中で炭焼き指導をされています。杉浦氏より煙、火、炭の文化について説明がありました。
その後、日本だけでなく世界各地の資源植物の有効利用などに触れながら環境問題に関わるテーマで議論が進みました。最後に学生からの質問に対し、講師の方々がそれぞれ見解を述べ課外講座を終了しました。