2008.06.06(fri)
文化総合科目「竹の造形と地球環境」第8回講義
講師:望月昭(Landscape Architect)

第8回目の講義は前回に引き続き望月昭氏を講師としてお迎えしました。「植物としての竹」の第2回目です。まずは以下の内容について解説がありました。
■ 竹の適地
■ 竹の増やし方
■ 地下茎について
■ 竹林
■ 里山の現状
■ 竹林の管理法
■ 防災の観点からの竹林
 
また、本プロジェクトの対象国でもあるインドネシア・バリ島にある竹のNGO、「Environmental Bamboo Foundation」の紹介がありました。世界的に有名な竹家具のデザイナー、リンダ・ガーランド氏が運営する団体です。下記にNGOとリンダ氏のHPアドレスを記します。
 
Environmental Bamboo Foundation :
 http://www.bamboocentral.org/
Linda Garland :
 http://www.lindagarland.com/
 
一旦質疑応答を挟み、続いて「人間と竹」と題して講義が始まりました。始めにグアム島で28年間潜伏生活を行った旧日本軍兵士、横井庄一氏の説明がありました。横井氏は驚くべき発想と、器用な手先を生かして様々な生活用具を竹で制作していました。横井氏の解説の後、資源植物としての竹を「理学的性質と利用法」「工芸的特徴」「化学的性質の利用」「艶出し法」の観点から説明がありました。最後に、桂離宮についてスライドを用いた解説があり2回目の講義は終了しました。

 

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