2008.11.26(wed)
第2回特別講座
「千年の時空を越え奏でる竹の世界」

講師:新屋 治(雅楽道友会)
司会:宮島慎吾教授(基礎デザイン学科)
テーマ:雅楽

宮島教授による本プロジェクトと雅楽道友会とのつながりについて説明があり、雅楽道友会のメンバーの一人、加藤氏より、雅楽についての説明があった。
まず、現在日本で演奏されている雅楽は、もともと日本にあった音楽に、中国より渡ってきたもの、朝鮮半島より渡ってきたものの3つが融合してできあがったもので、平安時代に確立されて以後1200年このスタイルが続いているとの説明があった。
次に、音あわせの曲「音取(ねとり)」と、最も有名な「越天楽(えてんらく)」が2曲続けて演奏された。
2曲演奏後、使用する楽器の紹介、演奏の仕方、音色が紹介され、続けて「陪臚(ばいろ)」が演奏された。
紹介された楽器は以下の通り。
打楽器(打物)
・鞨鼓(かっこ)
・太鼓(たいこ)
・鉦鼓(しょうこ) 管楽器(吹物)
・笙(しょう)
・篳篥(ひちりき)
・龍笛(りゅうてき)
「陪臚(ばいろ)」演奏後、特別講座参加者がそれぞれ興味のある楽器を実際に手に取り、音を出す体験をした。
その後、加藤氏より舞楽の紹介があり、「陵(りょう)王(おう)」の演奏に合わせて舞人による舞が披露された。
最後に、雅楽演奏会の最終曲として知られる、「長慶子(ちょうげいし)」が演奏され、演奏会は締めくくられた。

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