2008.05.30(fri)
文化総合科目「竹の造形と地球環境」第7回講義
講師:望月昭(Landscape Architect)

第7回目からの講義はLandscape Architectの望月昭氏をお招きして行われました。望月氏は東京農業大学で植物学、造園学を学ばれた後にデンマーク王立アカデミーで建築を学ばれ、世界各国でランドスケープデザインを手がけるLandscape Architectです。また25年前からマングローブ植林活動を世界中で行うなど環境問題への取り組みも数多く実践されています。本講義では前半に植物学の視点から竹を講義していただき、後半は竹と人間のぶつかり合いで生まれた様々な竹の造形を紹介していただきます。
第一回目は「植物としての竹」として以下に関する解説がプロジェクターを用いて行われました。
■ 竹は「草」か「木」か。
■ 竹類専門の世界一の植物園である富士竹類植物園の紹介
■ 日本三大有用竹としてハチク・マダケ・モウソウチクの解説
■ 「竹」と「笹」と「バンブー」の違い
■ 竹の各品種解説
■ 竹の分布・外国の竹
■ 竹の生長
 
プロジェクターを用いた解説の後、相澤教授(民俗学)とキッコウチクに関する議論が交わされました。学生の質問も相次ぎ、放置竹林の現状、その問題の原因などに関して説明がありました。今までとは少し趣が異なり、竹への理解をじっくりと深める授業になりました。

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